刺激を求めて
「何馬鹿なこと言ってんの?ほら乗って。送るから」


そう言って助手席のドアを開けてくれたから、そのまま乗り込んだ。

すぐに走り始めた車内で、雅さんは


「襲う人がいないなんて思ったらダメだよ」

「え、でもほんとにいないもん」


周りに私を女として見てくれる人がいない。
夫だって、もう何年も私に触れてこない。

結婚しても女でいたいなんて我儘なのかな。なんてしんみりしていたら


「じゃあ、俺が襲ってもいい?」

「えっ!?」
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