意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)





『やぁっ…めっ…ん』


何秒?何分?



すごく長く感じたそのキスは
私が立ってられなくなるまで続いて
頭のなかはもうふわふわでなにも考え
られなくなってて、

今なにしてるのか
どんな顔してんのか

もう訳がわからなかった。



『っハァ…ハァ』


『まだ甘いな、いつになったら慣れんだよ』


口を服でぬぐいながら
笑って私を見る水原。



意地悪そうに笑ってるけど
耳…赤いの気づいてる…?



『耳、赤いくせに…』


『っ!?るせっ…見んな』


なによ、自分だって散々
耳責めてきたくせに…


あ、顔まで赤くなってる。



あれ…

なんか胸が痛い。



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