闇と光 弍


「大翔。ちょっと私、外行っていい?」

「俺も行く」

「ううん、一人で行くからいいよ。大翔は、ここにいて?」

そう言う私を、不安気に見つめてくる大翔。

「大丈夫。すぐ戻ってくるから。ね?」

私がそう言って笑うと、大翔も笑い返し「なにかあったら、すぐ言えよ」とだけ言った。

私はそれに頷いて、倉庫を出た。



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