闇と光 弍
「愛莉、もしかして怖いとか?」
バカにしたように言う大翔にムキになって返した。
「はぁ!?怖くなんかないし…。あっ…」
言っちゃった…。
大翔を見ると、ニヤニヤ笑ってる。
最悪だ…。
「じゃ、入れるよな?」
「ジェットコースター…」
「入れるよな?」
「…わかったよ!入ればいいんでしょ、入れば!」
もう、どうにでもなれ!!
ーーこのあと、私の叫び声がお化け屋敷の中で響いたのは言うまでもない。