闇と光 弍
ー10分後ー
「流星、小野田達が来た」
椎のその言葉で、俺達は下に降りた。
「愛莉ー!!」
下に降りると、一人の男が愛莉に抱きつこうとした。
「イテテッ」
俺は、すかさず阻止した。
「和希!」
愛莉は、そいつの顔を見るなり嬉しそうに名前を呼んだ。
チッ…なんなんだよ…。
愛莉の奴、俺の気も知らねぇで…。
「赤城、ちょっといいか?」
和希って奴の方を見てると、(正確には睨んでた)
小野田が話しかけてきた。