犬系男子猫系女子






 頭上から突然聞こえてきた男の声。





 私に触れていた痴漢は電車が駅に着いたとたん走り去っていった。







 助かった…。








 目の前にいるのは背の高い男。多分年近い。





 これイケメンっていうのよね…?





 とりあえずお礼言わないと。







 『あのっ!ありがとう』







 クリッとした目をこちらに向けると、男は目を輝かせて私に抱きいてきた。








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