冬の奇跡
『俺、結婚するから。』




彼の口から出た結婚
という二文字。










結婚?
























どう・・いうこと?










頭が一瞬真っ白になって











『結婚ってどういう事?
ずっと私を騙してたって事?』








私は彼にあくまで冷静に
聞いてみた。







『ごめん。』








『いつから付き合ってたの?』










『お前と付き合う前から。』








『って事は私が浮気相手か。
何で彼女いるのに私と
付き合ったりしてるの?』








『気まぐれだった。』






気まぐれ?






こんな男に私は気まぐれで
付き合きってた事になる。









『あんたは気まぐれで
人と付き合ってたの?
最低ねホントに。』







『ごめん。でも、
俺、真剣にお前の事
好きだったんだ。』







『そんなの信じられない。



もういいもう二度と
わたしの前に現れないで。』










彼は小さな声でごめん。
といいその場を去った。



























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