素敵な、すてきな、ステキな。





「誰がここのリーダーか知らないけど。私が拉致された理由をきちんと説明してもらおうじゃない?」






しーん。






誰一人動かない。






私はチッと舌打ちして一歩近づいた。






「私はお願いしているわけではないのよ。さっさと説明しな!!」







さらに声をあげた私に、やっと手前の背の高い金髪の男の子が動いた。






「あ、あ、えっと...」






おろおろする彼に、私のイライラがさらに高まる。







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