『愛してる』って囁いて。
「葉月......。ごめん...」
震えている私に気付いたのか、怜が優しく抱きしめてくれた。
怜......。
自然に震えが治まっていく。
「嫌だったら言えよ?」
「ううん...。大丈夫」
今の怜となら......。
その日、怜は私を何度も、そして優しく抱いてくれた。
「あっ...、怜...っ......」
私は幸せで満たされて......。
いつの間にか寝てしまっていた。