『愛してる』って囁いて。
「葉月」
「な、何...?」
まだ恥ずかしがっている葉月を俺は抱きしめた。
葉月の体温...、心地いいんだよな。
なんかさ...、葉月がほんとに愛しい。
昨日の夜も感じたけど。
「葉月」
「んー...?」
「愛してる」
更に赤くなって、反応が可愛いなー、なんて考えてると......
「わ、私も...、愛してる、よ......?」
「っ......」
いきなりこんな事言われると余裕なくなるっていうか......。
「...今までごめんな。これから絶対幸せにするから」
「うん。幸せになろうね!...家族3人、で」
微笑みながらそう言う葉月が、ほんとに愛しいんだ───......。