密の味~彼の本性~
「舞台どうでした?」
何でこんな所でと不審に思いながらも……。
「すごかったわよ」
率直な意見を述べる。
「ですよね。あんな目してたくらいだし」
「は?」
「何を思って、見てたんです?」
「っ!?」
鼓動が一気に早まる。
見透かされていた。
私が彼に欲情してた事。
腕や背中を曝け出し。
熱く、烈しく、力強く。
音を打ち出す、しなやかな肉体。
今まで隠されていた物を垣間見て。
淫らな思いが芽生えた事を。