密の味~彼の本性~


「舞台どうでした?」


何でこんな所でと不審に思いながらも……。


「すごかったわよ」


率直な意見を述べる。


「ですよね。あんな目してたくらいだし」


「は?」


「何を思って、見てたんです?」


「っ!?」


鼓動が一気に早まる。


見透かされていた。


私が彼に欲情してた事。


腕や背中を曝け出し。


熱く、烈しく、力強く。


音を打ち出す、しなやかな肉体。


今まで隠されていた物を垣間見て。


淫らな思いが芽生えた事を。


< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop