ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
きみのことをひとりじめ
ホームで電車を待つ。


ミントチョコは今日全部食べてきた。本当はもっと眺めてたかったけど昨日お父さんが食べようとしてた。

このミントチョコはあたしだけのもの。
だからお父さんには食べられたくないからね。


よし。髪の毛はいつもより念入りにチェックしてご飯も食べてきたからお腹が鳴ることもない。




あーっいつもよりドキドキする。



早く電車来い。来た。


早く会いたい。


彼の姿を見つけるとニコッと笑ってくれた。いつものように隣に並ぶ。




「おはよ」




「おはよう」




あっまた揺れる。



裾を掴ませてもらわなきゃ。

キュッ



「今日からはこっち」




「うん」




しっかりと繋いだ手が揺れてもあたしの体を固定してくれてる。
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