ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜

中編〜魔法使いの魔法の言葉〜

あれから一週間。


栄もあたしもお互いを避けてる。


だってもうあたしたち別れたんだもんね。




今日もなっちゃんと2人で帰る。
寄り道はあの公園。




「あゆちゃん、本当にいいの?あいつに聞いても何も言わないし」




「いいんだ。だって心変わりなんて責められないもん。あたしだけが好きすぎて辛かった。気持ちが同じでも比率が違うと余計にきついね」




「あゆちゃん・・・」




すごくすごく好きだった。


優しく笑う顔も低いけど響く声も。



大きな手も広い胸もそれから何よりも
彼自身が大好きだった。




本当にもうサヨナラなんだよね。
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