寒いね。
「僕のことは、つきあって行くうちに少しずつ知ってください。

焦らず、平岡さん自身のペースで」

ポンと、彼の大きな手が頭に乗る。

温かいその手。

そう、きっかけは彼の手だった。

彼の手が温かかったから、始まった。

「僕も、あなたのことを少しずつ知って行きますから」

チュッ

頬に唇が落とされた。

「……えっ……あっ……」

自分でもわかるくらいに顔が赤くなる私に、彼は微笑んだのだった。


☆★END☆★
< 43 / 43 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:11

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

MONSTERー三つ巴の攻防戦ー

総文字数/12,526

恋愛(キケン・ダーク)35ページ

表紙を見る
熱愛発覚中

総文字数/80,603

恋愛(純愛)225ページ

表紙を見る
公然の秘密

総文字数/71,822

恋愛(純愛)211ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop