輝く光の中で
絶望 side アルフレッド
事故の後、いつの間にか、自分の部屋で眠っていた。

「あっ、気が付きましたか、殿下?」

「セドリック、俺は、どうしたんだ・・・・?」

「万梨阿さんとの旅行の帰り道、事故に遭って、病院に運ばれたんです。
 すぐに、私どもに連絡が入り、本国に連絡したら、エドワードさんが
 専用機で、飛んできたんです。
 そして、殿下が、眠っている間に、本国に運び込んだんです。」

「そういえば、万梨阿は? 万梨阿はどうした?」

「万梨阿さんは、大丈夫です。殿下が庇ったおかげで、ただの
 脳震盪で済みました。」

「そうか、良かった。 つっ・・・・・・」

「痛みますか?しばらくは、安静にとのことです。
 幸い、右腕の骨折で済みましたので、入院するまでも
 ないのですが、一様、毎日、担当医が様子を診に来ます」

「なぁー万梨阿は、どうなったんだ・・・・・?」

「それは、エドワードさんに、お聞きください。
 私とエリオットは、殿下に付いて、早々に本国に帰って
 来ましたので、後の事は知らないのです・・・・。」

「・・・・・わかった・・・・・・」

俺は、その時、ただ万梨阿の無事を祈り、一日も早く
万梨阿に会いに行けるよう、祈っていた。
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