輝く光の中で
新しい家族
あの日、莉那が助けてくれた・・・・。

莉那が、お父さん達を説得してくれて、その後、智がお爺様達も
説得してくれた・・・。

莉那には、本当に感謝している。

私、一人だったら、どうなっていたかわからない。

お陰で、今は、妊婦生活を、楽しんでいる・・・。

悪阻は、思ったよりも軽く済み、勉強にもあまり差支えがなくて
順調に単位を取っている。

3月の末には、出産予定なので、それまでには出来るだけ単位を
取って、出産後、少しお休みしても、必ず予定通りには卒業したい。

去年の今頃は、アルと楽しく生活していたな・・・・と、しんみり
感傷に浸ることも多いが、その都度、赤ちゃんに、謝りながら
日々生活している。

今年も残すところ、あと僅かになったが、今年は、私が妊婦の為
父だけが、年末に帰国し、母と二人、ニューヨークで新年を
迎えた。

莉那とは、あれから電話だけでしか話してないが、だいぶ智に
調教?否、教育されているらしく、電話が来るたびに、助けて~
と、叫んでいる・・・。

莉那、ごめんね! でも、それも智の愛情だから・・・ご愁傷様。
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