輝く光の中で
外野の気持ち
side セドリック

今日は、日本から九条プラント・エンジニアリングの副社長と
九条ライフの社長が、来訪する。

それに当たり、王室主催の夕食会が行われる。

俺達は、早々に会場に入り、念入りに、準備を進めた。

ゲストが到着する時間になった為、アルとマリーとで、
出迎えに立った。

始めは、九条の社員が続々と到着し、残すは、副社長と社長の二人になった。

その時、ティールームを任されていた、俺とエリオットとクリスは
コーヒーや紅茶の手配をしたり、エドワードは、夕食の準備状況を確認
していた。

最後のタクシーが着いたのが解り、こちらに二人が入って来るのが
分かった。

その時、俺達は、三人で、興味本位もあって、その二人を見ていた。

話に聞くと、九条の副社長は、若干24歳にして、九条財閥の次期後継者
で、かなりの切れ者と、世界中から注目を浴びている人物だ。

世界中から注目されるには、理由があって、仕事も出来るが、かなりの
イケメンらしい。

だが、そのイケメンも、すでに婚約者がいて、美男美女のカップルと
話題になっていた。

また九条のグループ会社の社長を務める人物は、副社長の妹で
こちらもかなりの切れ者らしく、あまりマスコミには出ないが
こちらもかなりの美人で、兄妹揃っても美男美女との噂だった。

そんな話は、アルやマリーには言えなかったが、俺とエリオットと
クリスは、今回のこの夕食会で噂の二人を見るのが楽しみだった。

二人が、ティールームに入って来て、二人を見た瞬間、

「「・・・・・・・・・万梨阿・・・・」」

俺とエリオットは、驚愕した・・・・。
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