ビターチョコレートな恋
fifth chocolate
自分の本当の気持ち
「はーおんちゃん!!」
朝から相変わらずハイテンションな梁。
やっぱりすごいや。
私じゃ叶わなかった…
「どうしたの?」
聞かなくても本当はわかってる。
「煌くんと付き合う事になりました!」
知ってるよ…
だけど、私はわざと知らないふりをする。
「あっ、梁の好きな人って煌だったんだ!」
「そうそう♪」
どうして??
胸が痛いよ…
辛いよ…
「良かったね!」
私は梁との会話を止めて教室を出て、ただただ走っていた。