ヤンキー先輩!
なんだこの野郎







『ちょっとアユ、今日も来てるらしいよ!押谷先輩!』




次の日、教室に入るなりまたもやなぜか私にそんな話をしてくるハンズ。




「ハンズ、私が興味ないの昨日で分かったでしょ?」



『は?何言ってんの。アユが昨日階段のとこで押谷先輩と青木先輩と仲良く喋ってたって今や有名な話なんだから!』





・・・・・・あ。後ろに勝手に隠れやがったあのあいつか。あいつが言いふらしたのか。しかも尾ひれつけて。恩知らずめ。





『ねぇ、なんで押谷先輩と仲良いの?アユと先輩たちなんて、全然共通点見つからないんだけど。』



「なんもないよ。仲良くもないし。ただのバイト先の客。」



『!!なにそれ!ファミレスに来んの?!あの人達が?!危険!ちょー危険!!!!!』



「危険かどうかは知らないけど、あたしあの人たちのテーブルに入り浸りで仕事にならないのは確かだね。」




昨日は橋田さんに平謝りだったよ。
でも何故か橋田さんから逆に謝られたんだけどね。


謎過ぎるよね。橋田さん。






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