【完】俺様キングと秘密の極甘kiss★




私も負けないように、ぎゅうっと抱きつ
いた。



「これ……夢じゃねーよな?」




そう言った棗に、クスッと笑う。



「……夢じゃないよ。好き。棗が好き」



そう言うと、棗は少し抱き締める力を緩
めて、私を見つめた。



「もうはなしてなんかやんねー……」


「ん…。離さないで……」



私だってもう、離れたりしないもん。



つまらない意地で、自分の気持ち押し込
めたりしないから。



素直に―――なるから……。



「まあ、俺様に惚れない女なんて、いね
ーけどな」








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