輝龍―崩壊篇―【完】
少しすると、姫が何かを叫んだ。
すると、十数人の男たちが出てきた。
結衣が強いのは知ってるけど、何か不安で、今度こそ飛び出そうとした。
けれどそれは、またしても結衣の笑みに遮られた。
結衣は妖しく微笑んでいた。
おそらく、姫は気づいていないが。
そして………
結衣の纏う雰囲気が一瞬にして変わった。
ビク、と身体が震えた。
結衣の姿が、二年前に繁華街から消えた龍狂のように見えたから……