初恋草
「彩愛・・・。」
お見通し・・・ってことか・・・。
やっぱり、彩愛には敵わない。
「もう、やだなぁ!!・・・。
楓、そんな顔しないでよ・・・。
忘れられなく・・・なっちゃうじゃん。」
そう言って、泣きながら無理に笑う、彩愛を見て・・・
「ごめん・・・。
本当に、ごめんな・・・。
お前を、幸せにしてやれなかった。」
俺は、謝ることくらいしか出来なかった。
「ううん・・・。
私は、楓に恋をして幸せだったよ。
私こそ、楓を苦しめることしか出来なくて・・・
ごめんなさい。」