イケメン御曹司とラブ甘同居
「…これでいいんだろ?」

「…不合格」

「は?」


私の腕を掴んでいる男の手を、振り払う私。




「本当に自分が悪いと思ってる?私から見ると、嫌々謝ってるみたいに見えるんだけど…」

「嫌々謝ってなんかねえよ!ちゃんと謝ってるだろ!」

「だったら、さっきの書斎部屋でのあんたの態度はなに?明らかに顔に出したりして、子供みたい!」

「な、なんだと!?なんでさっきから、そうやって全部俺を否定するんだよ!?」


私にぐんと顔を近づける男。



「あんたの第一印象が最悪だったから!私あんたみたいな男、大嫌いなの!」

「俺だって、お前みたいな気の強い女は大嫌いだよ!」

「ああ、そう!なら、謝ってくれなくて結構。でもね、これから私は、あんたの世話してかなきゃなんないの!あんたのこと大嫌いだけど、裕一郎さんから頼まれたことだから仕方ない!これからは、私の言うことに従ってもらうからね!」
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