あの花が咲く前に②





しかし 早川さんは

もう入ったようだ。

濡れた髪をヘアバンドで上げていて

ポニーテールの時を連想させる。


「そんなに見つめないで?」


「あ。わりぃ!

 俺 よくあるらしいんだ・・・。

 ってキモいな・・・。

 そぉいう意味じゃなくてだな!」


「ふふっ。

 やっぱり柿木君になら

 見つめられても平気。」




< 178 / 247 >

この作品をシェア

pagetop