新選組~氷の心と太陽の愛~【完】
「姫様ぁ~!?どこに行かれたのですか?
早く出てきてください」




『いやだね!
僕は、こんな家は嫌いだ!!
僕は、なににも縛られないで生きたい!』





絶対に、四代目になんかならない・・・





「おふざけが過ぎますぞ!
あなた様は、妖の中の三本の指の中に入る
狐様の娘なんですよ!」





だから嫌なんだ





『僕じゃなくてもいいだろ!
烏!お前が四代目になってくれ!』






「なにを、おっしゃいますか!?」




あぁもう、面倒くさい!





『さよならだ!烏天狗よ!
僕は自分の道を行くからね!』






「姫様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」




こうして僕は家を出てきた・・・
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