俺様彼氏とあたし様。
唇を離して寧音の髪を撫でた。



「伝わった?」

「わかんないよ!!言葉にしてくれなきゃ…」



マジで!?



ムリだし。



「だから俺と付き合えって言ってんだろ」

「あたしは日向の遊び相手?だからキスとかするの?全然わかんない!!」



そう言って泣き出した寧音。



マジで伝わらない気持ち…。



困った…。



「日向のばかぁ…」

「寧音、1回しか言わねぇからな!!」

「えっ!?」

「だから、俺もお前が好きだから付き合えっていってんの。遊び相手とかいねぇし。……わかったか!?」

「わ、わかった…」



すげぇ恥ずかしい!!



俺は立ち上がって寧音のそばから離れ、カーテンをしめて自分の寝てたベッドに戻って布団を頭から被った。



死ぬほどの屈辱…。



言わせんじゃねえよクソ女!!




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