ZAKURAN
いや…
浮かび上がる不安を静かに打ち消す。
闇少女は、いつも堂々と正面からターゲットを殺しに来ていた。
恐らく今日も、
大方同じ手口だと考えて、みんな屋敷の表へと警備を固めているのかもしれない。
だけど…残念ながら、今日は「裏」だ。
私だって、あの册欄相手に今夜の任務が簡単に終わらせられるとは思っていない。
下手してヤツらの手に捕まってしまう前に、
早くこの屋敷の令嬢を殺してずらからないと…。