ZAKURAN
-ズリ、ズリ…
あー、やってしまった。
さすがに足はヤバい…かも。
私は何とかあの場から逃げ出し、壁に手をつきながら足を引きづって歩いていた。
血は出てるし痛みもある…が、奇跡的にも九条先輩が撃った銃弾は皮膚をかすっただけのようだった。
あの至近距離で、何でだろう。
たまたまか、それとも…
いや、今はここから出ることを考えよう。
幸い顔は見られていない。
黒崎に今回の結果を報告するのは怖いけど、私自身が捕まっては元も子もない。