ZAKURAN



「はいー、そこのモヒカン正解。つーわけだからお前らとっとと消えろ。


オレのマイスイートガールにデレデレしてんじゃねえよ。」






ま…マイスイートガール?





言いながら後ろの男はシッ、シッと不良に手を振る。



まるで犬扱いだ。








「ああ!?」



モヒカン…じゃないほうの男がキレた。







「てめえっ!オレらをバカにしてんのか!?


オレはそいつの連れに肩ぶつけられたんだよっ!!」





「…んだよ。」






背後で呆れたように男が小声で呟く。




もちろん、私にしか聞こえないような声で…。

















< 27 / 326 >

この作品をシェア

pagetop