アニマル★パラダイス -5人の不良とあたし-
ごめんね、夏希くん。
「あたし、もう誰にも傷付いてほしくないんだ。あたしは絶対、無傷で戻ってくるから。待っててね!」
あたしはそのまま、階段を下りていった。
何度も何度も、夏希くんがあたしを呼ぶ声が聞こえたけど、あたしは振り向かなかった。
階段を下りると、そこは真っ暗な部屋だった。
何か、不気味だなぁ…。
人の気配すら感じないし。
何か、お化け屋敷に来てるみたい。…怖くて行ったことないけど。
あたしは、恐る恐る足を進めた。
静かな部屋には、あたしの足音しか聞こえない。