俺より年下なアイツ[BL]




 「はい、どーぞ」

 「うお、うまそー!いっただっきまーっす!

  うまっ」

 「いや、普通のスクランブルエッグと食パン焼いただけなんだけど。」

 「ありがと」





 三加和がおでこにキスしてきやがった。





 「は?」

 「固まりすぎww」

 「いや……お前、大丈夫か?熱あんじゃね?」


 
 
 三加和のおでこに手をあてる。



 「ん…普通か…あれ、顔赤いけど…学校いけんのか?」

 「……それってさ、わざとじゃねーよな…?」

 「は?何が?」

 「はぁ~~~~」



 ため息つくなよ。

 若造が。



 
 このとき三加和は、『なんなんだよ。鈍感なとこも心配するとこも…なんか、一回ツボるとすべてが可愛く見えて仕方ねぇんだけど…俺、やってけるか…?』

 と、困っていた。



 有栖川は、鈍感×天然×無自覚

 の、最強タッグをくんでいる。


 
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