この恋は、絶対に秘密!
無理だったら会社の更衣室をお借りしてこっそり着替えるしかないと思っていた。

でもそれは誰かに見付かる可能性が高いから、鍵を貸してもらえることはとってもありがたい!


受け取った鍵を両手で握りしめ、岬さんの優しさにじーんとしていると、彼はそんな私をやっぱり気に留めることなく新聞を捲る。



「うち、別に盗られて困るような金目の物はないけど……
万が一君がそういうことしたり、その鍵を悪用したりした場合はそれなりの対処はするからね?」



そして、私が何か悪巧みしている可能性を疑われても仕方ない立場なのだということを、改めて思い知らされる。

すでに私の家を知っている彼なら対処法はあるわけだし。


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