ラブソングを君に
これが、『恋』なのかな。

あまりに近すぎて、ピントも音程もあってなかったみたいだ。


でも、もう遅いかな。

今更チューニングしても、あのマリンバと同じ音色は出ないのかもしれない。



それでも、伝えたいと思う気持ちがある。



つう、と頬にこぼれ落ちた。


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