その恋、取扱い注意!
ソファに腰を掛けると、隣に湊も座る。
部屋に入ってからサックスブルーのジャケットは脱いで、白いワイシャツ姿。
レモンイエローのタイはまだゆるーく結ばれたままなんだけど、ボタンが数個外してあるから、なんだか喉から鎖骨のラインまでがなまめかしい。

そんな事を考えている自分の頭を、ぶん殴りたくなる。

今まで意識しないようにしていたけれど、湊が私を好きと知ってから彼のすべてに惹かれ意識してしまう。

「ミミの返事聞いてないんだけど?」

「返事……って……?」

「お前この期に及んでふざけてるのか?」

「え?」

「俺の告白の返事だよ」

「あ……」

「あ、じゃないだろ」

湊が軽く吐息を漏らす。

あれ? ちょっと落ち込んでる?
もう私の中では、湊への好きの気持ちが胸をしめている。
タイミングを逃しちゃって、好きって言いそびれていた。




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