秘密の同居人~同居人は小悪魔系甘えん坊男子で二重人格!?~
「…真澄くん、ここ…街中だよ!?」
苺は目の前にある真澄の顔に訴えた。
「…知ってるよ…」
真澄が顔を上げる。
苺は「ふー」と息を吐き出した。
「じゃあ、俺の家まで来いよ。俺の家、屋敷とは別にあるし…そこで抱いてやるから」
真澄はそう言って苺の右腕をしっかりと掴んだ。
「え!?」
「俺さ、本音言うとオマエに全身で拒否られるのを望んでたんだよな」
真澄が呟いた。