あふれるほどの愛を君に
「阿久津君、お互い頑張ろうね。僕も異動後初めての大仕事だから、遠慮なく戦わせてもらうよ」
「はい、僕らも全力でぶつからせてもらいます」
「プレゼンの日を楽しみにしてるね」
そう言い残し黒木さんは、サクラさん達がいるミーティングルームへ戻っていった。
それから僕は、課へ戻って事務整理をしながらサクラさんのことを待っていたけど。
話し合いが長引いているのか彼女は戻ってこなくて。その日は先に帰社をしたんだ。