アサガオ ~君と過ごした1642日~
friendo


~3年後~

あれから3年がたち
私達は高校1年生になった。


「行ってきまーす。」


私は誰もいない家を後にした。


家の前で辺りを見回した。


「まだ来てないか。」


携帯電話の時計は8時過ぎを示していた。


早くしないと遅刻する。


「おはようー、朱。」
「怜!遅い、遅刻する!」
「ごめんごめん。」


私は3年前のあの日から
お金持ち嫌いはなおらないけど
怜は嫌いじゃない。


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