アサガオ ~君と過ごした1642日~
「いってきまーす。」


次の日私はいつものように家を出た。


「....ん?
森澤さん!? びっくりしたー。」

篠川君だった。


「何でここに篠川君いるの!?」
「は!? 俺んち、そこだもん、
いて当然だろ。」


篠川君が指差したのは、
私の家の隣のあの豪邸だった。


「最悪だ....。」
「ん? 何か言った?」
「何も言ってない!」


私はそう言い張ると
篠川君に背を向けて歩いた。

< 6 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop