お星さまに願いを!


「あの~、東山高校の子ですか?」

後ろから、柔らかい口調の男の声がして、私は振り返った。

「・・・?」

振り返った先には、私と同じ高校のブレザーを格好良く着こなし、柔らかそうなダークブラウンの髪をした男の子が立っていた。





え・・・・・?





――――――しよう、へい?







私は自分の目を疑った。

顔は少し幼さがあるけれど、この雰囲気、顔だち・・・。

私は、目の前に立つ男の子を見たまま固まってしまった。




< 201 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop