ひとつ、屋根の下で
顔が甘めなせいか、どちらかというと、ゆるふわな森ガール的な格好の衣装を割り当てられることが多い私。
今日はちょっと大人っぽいメイクに、いつものふわふわなウェーブじゃなくて、大きく巻かれた巻髪。
「あ、ありがとうございます……」
近い距離。
ふわりと大人の香りが鼻腔をかすめ、ドキドキした。
北岡さんはいつも優しくて、大人で。
こういうセリフもいつものことだけど、いつもより近い距離のせいか、心臓に悪い。
「ね、お願い」
「……わかりました」