4文字のあいしてる【完】
私は圭吾に抱きついて声を上げてワンワン泣いた。



好きなのに大好きなのに別れなくちゃいけない。



それが自分の夢のために彼が考えてくれた私への愛情だから私はそれに応えなくちゃいけない。





辛くて苦しくて涙が止まらなくて圭吾から離れたくなくて



彼の服を涙でビジャビシャにしても回した腕の力を弱めることはしなかった。
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