無題


『昨日、ヤバかったね』

『うんうん。』



学校に登校すると、有川の話しでもちきりでした。
もちろん、私も…。


『きゃっ…』


るかの大きな声は、みんなを振り向かせました。


なに?

私は、るかのもとへいきました。

るかは、私に首をふりました。きっと、こっちにくるなということでしょう。

授業中も気になります。








休み時間になりました。

るかは、屋上に私と幸也をよびました。
屋上にいくとパソコンをもったるかの彼氏の犬居達人(いぬいたつと)とるかが先にいました。

達人は、パソコンを片手に。


『これ、みてほしい…』


るかが指さしたほうをみました。
達人のパソコンです。パソコンの画面には、赤いものが。
血です。人間の…。
達人は、音を少しずつあげていきました。

ゔゔゔっ…


嫌な音が聞こえます。

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