恋の香りに
それから数ヶ月!




あれから色んな人に迷惑をかけてしまった。
親と先生にも3人でこれまでの事情を話し、あたし達3人は涼音高校への受験を許してもらえた。




校長先生「ただし春宮さんに条件がある!」



美由・美咲・冬美「はっはい!」



なんだろう…。



校長先生「私としては進めることは反対なんだが、教育委員会で決まったことでな。これをこなすことが出来れば鈴音高校の受験を許可しよう。」



そんなに深刻なものなの…?
でも何だっていい!

 


美由「あたし何でもやります!難問の課題ですか?」




校長先生「いやぁそう言うのではないんだ。」



(((じれったい!!)))




美由・美咲・冬美「なんなんですか!教えてください!!」



ビクッ



校長先生「わっ分かった!これなんだ!」






パパパーン!








は?



この瞬間時は止まった。



美由「メ………………………………」



美咲「ガ………………………………」



冬美「ネ………………………………?」





美由「これが教育委員会で決まった結論ですか…?」



校長先生「そうなんだよ。正確には春宮さんの容姿は涼音高校へ行けば君は必ず目立ってしまうのだよ。だからこのメガネは春宮さんの魅力を半減させるものだ。」





正直…何を言ってるのか全く分からない。



美由「…………………。」





改めてメガネを見ると、今の時代こんなん誰がかけるんだ?と思ってしまう程のメガネだろう。




美咲・冬美「このメガネを美由がかけるんですか!?」




校長先生「そうだ。君らのために静かで平和な高校生活を送るためなんだ。言わば君を守ることができる!」




守る…?
校長先生はあたしのためを思って…。




美由「2人とももういいよ!校長先生…あたしなんかのために会議までして頂いたこと本当にありがとうございます!絶対無駄にはしません!」




校長先生「春宮さん…///君は心も美しく、そして強い!何があっても負けないでくれ、私はいつでも君の味方だよ?」



美由「ありがとうございます!失礼しました!」



校長先生「あっ山夏さんと白月さんは残っててくれ。」



美咲・冬美「はい。」


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