恋がしたいお年ごろ!!
何かあの時はいつもの陸斗じゃなかったけど。
もういつも通りだし、付き合うことになったって言ってもいいかな?
陸斗はあたしに彼氏なんてできないって前言ってたけど、できたって自慢しちゃおっ!
あたしだって、やればできるんだから!!
「青木先輩と付き合うことになったんだっ!」
あたしは、胸を張ってドヤ顔で言った。
もう念願だった“年齢=彼氏いない歴”は卒業だっ!
ふんっと鼻を鳴らして、陸斗を見るけど全く反応がない。
あたしは不思議に思って、顔を覗き込む。
「ねぇ、陸斗!聞いてるの?」