恋がしたいお年ごろ!!
「できるに決まってんじゃん!彼氏の一人や二人くらいすぐに作ってやるわよ!!」
「二人も作ったらダメだろ。浮気するのかよ」
またもや爆笑。
自分が頭良いからって、あたしをバカにしてっ!!
「と、とにかく彼氏作るから邪魔しないでよねっ!」
「恋もしたことないお前が、ねぇ~」
今度は腕を組んで鼻で笑う陸斗。
もう、ほんとムカつく!
知らない。無視だ無視!!
「邪魔しないでね!!」
それだけ言って、あたしは急いで玄関に入った。
陸斗ってほんとムカつく。
絶対、陸斗よりかっこよくて頭良くて運動神経よくて優しい彼氏、作ってやるんだから。
そして、バカにしたこと、謝ってもらおう!!
あたしはそんな計画をひそかに立てて、一人で燃えていた。