恋がしたいお年ごろ!!
そんなことを考えながら、お粥を全部食べさせる。
その後は薬を飲んでもらい、ベッドに寝かせる。
あたしは陸斗のおでこに冷却シートを貼る。
これで、一通り終わった。
あとは寝るだけ、なんだけど。
「早く寝てよ。寝ないと治らないでしょ?」
「……ここにいろよ」
「いるから!」
「絶対?」
「絶対! だから安心して寝ていいよ」
そう言うと、なんとか目を閉じてくれた。
……あたしの手をしっかりと握って。