恋がしたいお年ごろ!!



「行くか」


「うんっ!」



「はい」



そう言って手を差し出してくる。


これは、手を繋ぐんだよね?



前と同じ失敗は繰り返さないもん。


あたしはそっと陸斗の手に、自分の手を重ねる。




そして二人で歩き出した。




何でかな?


陸斗が前より優しくなった気がする。



やっぱり幼なじみと彼女の差かなっ。



ニヤケてしまいそうな顔を抑え、学校に行った。






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