恋がしたいお年ごろ!!




「じゃあ、俺はそろそろ帰るね。またね、陸斗と真優ちゃんっ!」



それだけ言うと、青木先輩は手を振ってこの場を去った。


その後ろ姿をボーっと眺める。




「ねぇ、陸斗」


「なに?」


「これが恋、なのかな?」


「……はぁ!?」



ワンテンポ遅れて反応する陸斗。


いつもより反応が鈍いね。




「なに?真優まさか、青木先輩のこと……」






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