マイペースガール (加筆修正&おまけ追加中)





「ちょ、ちょっと拓斗…?」




「るせえな、どんだけ我慢したと思ってんだよ」






ど、どれだけって言われても…





「い、一ヶ月くらいですかね?」





「そういうこと聞いてんじゃねえよ」





だっ、だって聞いたじゃん〜〜っ!





「とりあえ…っ!…んっ…」





ちょっと荒っぽいキスとは裏腹にあたしの頭を優しくなでてくれる…





「……んぅ………はぁっ…」





どんどん夢中になっちゃう…





「…っ⁉…ちょっ!」




た、拓斗の手があたしのシャツの中に侵入してきたっ!







「あ?」




うっ…何ですかその色っぽい顔は…




文句言えなくなる…





「っあ……なんか、くすぐった…っ」





…あの、もしかしてこれが大人の階段への入り口ですか⁉




…〜〜〜〜っ!




ードンッ




「触らないでっ!」





あ……




突き飛ばされた頭をさする拓斗




お、怒ってる⁉


つい、ギュっと目をつぶった





「ってえな…そんなに俺に触られたくないか?」






恐る恐る目を開けると、拓斗はとても悲しそうな表情をしていた





「ーーっ!」








あたし…また、やっちゃった……














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