俺のもんだろ

悠雅の手が伸びてきて、あたしの


頬をつたう涙を拭った。




なんで、泣いてるんだろ…?



あたし…


「泣くな、美夜」


優しく抱き締めてくれる悠雅。



…幸せすぎて、死んじゃいそうだよ。



「大事にしろよ?」



「…うんっ」



ネックレスを握りしめていると…



「明日、朝から電車で帰るし、そろそろ寝るぞ?」




「うん。」



ベッドにもぞもぞと入って、


ネックレスを見つめる。





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